2022年12月21日

オーダーメイド作品の沿革。サムライクラフトの和彫り

今年ももうすぐ終わりですね。
サムライクラフトの店舗では絶賛セール中で沢山のお客様にご来店いただいております!ありがとうございます!

サムライクラフトも2003年から小さなプレハブ小屋からスタートし、早20年が経ちました。

11月9日のブログでもご紹介いたしましたが、ふとオーナーが和彫りに染色を施す作品を作ろうと、現在の繊細なタッチで仕上げたものがあります。
今の繊細さに至るまで、、20年目の最後に少しサムライクラフトの和彫りの歴史をちょっとだけ振り返ってみたいと思います。




2011年9月 少しコミック的な雰囲気の龍。太めの線で敢えて諄くしている感じが当時好評を得ていました。

数量限定でウォレットを販売ほか、こちらは梵字を入れるなど少しカスタマイズが入ったオーダー品になります。





2006年9月 
16年前 メディスンバッグのオーダー作品。 鯉の染色した絵柄はなんと当時定番でありました。
和柄全盛期ですね、メディスンバッグという大きな面積に施した貴重な作品です。



2007年 11月
ブラックに和彫りをするという渋いデザインが徐々に広まってきました。
この辺り少しずつ革への染色はしなくなり、カービングの躍動感をシンプルに魅せるようになっていきます。
素材・技術・道具など、少しずつ変化・進化し始めるころです。




2010年 鳳凰をカービングしたオーダー作品。羽をリアルに仕上げるため余計な色は一切入れず、彫のみの技術勝負! 日本の銅古銭コンチョも、今でこその希少価値!


20年が経ち、今後も引き続き様々な絵柄を彫っていくともいます。
然しながらこの技術は一人の人間の手によるものでもあります。
いつか絶えてしまうと思うと悲しいことにも思いますが、まだ見ぬ後継者が現れるのか、過去のものになってしまうのか、サムライクラフトは今まさにその狭間にいる感じです。

今後の値上げなどで手にできるお客様も限られてくるとは思いますが、どうかこの「職人の魂」的な一面に価値を見いだしてこれからもサムライクラフトのファンでいていただけると幸いです。


Posted by サム at 12:40│Comments(0)
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